2009-05-27 | 視聴覚室

''O carnaval pequeno do litoral'' / Leica M5 / Summicron 35mmF2 / RealaACE / (C) keita NAKAYAMA
僕らは空気を吸って、音楽を聴きながら生活している。そう、空気と音楽。このふたつがいったいどこからやって来るのか。そんなことを考えてみたことはあるだろうか。
Web上のいろんな資料に目を通すと、地球の表面を覆う大気のうち、生物の生命維持活動にもっとも必要とされる酸素は、その1/3から1/4が「南米アマゾン川流域の熱帯雨林によって供給されている」とある。
そこで植物が行う光合成の仕組みは学校で習った通りだ。でも地球の陸地のわずか2%ほど(陸地の総面積1億4894万平方キロに対しアマゾン熱帯雨林はおよそ340万平方キロ*)から、僕らが呼吸する空気の多くが生まれているなんて、ついぞ教わらなかった。今の子供には教えてるんだろうな。
だからアマゾンには誰もが毎日お世話になっている。いや、通販じゃなくて。
その熱帯雨林が今深刻な危機に直面している、というようなお話は、例の「ゴアさま」の著作や映画などに詳しい。じっさいノーテンキに音楽など聴いている場合ではないのだが、「人はパンのみにて生きるに非ず」ともいうので、ここはそっちの話に落とさせていただきたい。
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2009-05-24 | 視聴覚室

''Brighton by the Sea'' / Leicaflex / Summicron 35mmF2 / RealaACE / (C) keita NAKAYAMA
ドント・ルック・バック。そんな名前のアルバムがヒットチャートを賑わしていた70年代の後半、僕はそれまで貪るように聴いていたロックミュージックと、しだいに距離を置くようになった。
その頃はあまり意識しなかったけれど、これはロックの商業化がはじまる時期とほぼ一致する。それ以前のロックとは、ヴェトナム反戦と厭戦でつくられたカウンターカルチャーの一部であり、反体制と呼ばれるひとたちが突き上げる拳、立てる中指の勢いをもっとも効率的に伝える手段、いわば逆布教音楽だった。
その最大の発信源だったアメリカが「もう振り返るのは止めようぜ」と言い出したのは、国中にそんな音楽ばかり流れているとGDP(当時の言い方ではGNPか)が落ち込むいっぽうだからだ。空元気でもいいから前に進もう、そういう嘘くさいエールは時代の空気に上手くフィットして、ロックは急速に商業化し、そして求心力を失っていった。
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