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Cat’s Eye : メイキングセンス。by 中山慶太

Cat’s Eye

2013-02-21 | 東京レトロフォーカス別室

Nikon FE2 / Mir-24N 35mm F2 / Kodak ProFoto XL100 / (C)  Keita NAKAYAMA

Nikon FE2 / Mir-24N 35mm F2 / Kodak ProFoto XL100 / (C) Keita NAKAYAMA

新しいカメラのテストをしつつ、3カ月前の猫写真を2枚。

どちらもおなじ日に、ほぼおなじ場所で撮っている。もちろんカメラもレンズもフィルムもいっしょだ。モデルの脊山さんはさいきん髪を短くしたらしいけど、猫の目のようにころころと変わる表情はいつもの通り。ただ1枚目は順光、2枚目は逆光で撮っている。って言わなくても分かるか。ハレ切りはどちらも入れていない。

レンズはこのところよく使っているウクライナ製、ミール24N。ニコンF互換マウントなので、その気になれば最近のニコン製デジイチでも使えるはずだ。運が悪いと外れなくなるらしいけど。

さてこのレンズ、一般にほとんど評価を得られていない、というか、清く正しく美しいニコン愛好家には黙殺されている玉なのだが、基本設計が30数年前の物件としては悪くない。きちんとカメラを構えて丁寧に撮れば、絞り開放(2枚とも)から優秀な描写である。
つまりこういうレンズでちゃんとした写真が撮れない場合は、撮り手の腕かカメラボディか、またはその両方に問題があるのだと思う。旧共産圏の光学メーカーは、やはり優秀な技術を持っていたのだ。そうでもない玉も、けっこうあるけどね。

Nikon FE2 / Mir-24N 35mm F2 / Kodak ProFoto XL100 / (C)  Keita NAKAYAMA

Nikon FE2 / Mir-24N 35mm F2 / Kodak ProFoto XL100 / (C) Keita NAKAYAMA

2枚目はど逆光。やはりコントラストは出ていない。レンズ銘には「MC=マルチコート」と大書されているけれど、まあ逆光耐性はたいしたことはない。でもそれも味のうち、と言っていられるのはフィルム写真の話であって、デジタルで撮ったら洒落にならないくらい低コントラストだろう。

最近のコンピューター設計の優秀なレンズだと、こういう二面性も失われがちである。そういうのもいいけど、猫の目のように描写が変わるレンズというのも、なかなか捨て難いものである。もちろんレンズもフィルムカメラも、捨てる気など、さらさらない。

次回は近作を出す予定です。

Nikon FE2 / Mir-24N 35mm F2 / Kodak ProFoto XL100 / (C)  Keita NAKAYAMA

Nikon FE2 / Mir-24N 35mm F2 / Kodak ProFoto XL100 / (C) Keita NAKAYAMA

制作協力:脊山麻理子

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