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docomo Pro Series L-03C(2) : メイキングセンス。by 中山慶太

docomo Pro Series L-03C(2)

2011-02-09 | 東京レトロフォーカス別室

docomo L-03C / Pentax 3X Optical Zoom 6.3-18.9mm F3.1-5.6 /  15.7mm F5.1 1/160sec. ISO400  / (C)  Keita NAKAYAMA

docomo L-03C / Pentax 3X Optical Zoom 6.3-18.9mm F3.1-5.6 / 15.7mm F5.1 1/160sec. ISO400 / (C) Keita NAKAYAMA

ご近所のドコモショップで対面したL-03Cは、なかなか印象が良かった。
もちろん、店頭ディスプレイ用のモックではなく、実機で確認している。普段のケータイ選びなら、指一本触れずに決めてしまうのだけど、さすがにこの機種はそうもいかない。だって、カメラなんだもん。

機種変前に確かめておきたかったことはふたつ。まず、レリーズのタイムラグはどれくらいか。いぜんのケータイカメラは、この点がまったく駄目で、ボタンを押し込んでから反応するまで、1秒以上もかかった。電話のオマケと割り切ろうにも、必ず余りが出る。そういうカメラだった。
でもさいきんは「秒殺」じゃなくて「瞬撮」を売りにする機種もボチボチ出てきている。それで期待していたのだが、結論を書いてしまうと、これはまったくフツーであった。普通というのは、写真を撮っていて違和感がないということ。
といっても、ふだん使っているレンジファインダー機のような、電光石火のレスポンスは望めない。でもまあ、ボタンを押し込んでコンマ5秒以内(デジタルストップウォッチを何度か撮影した結果では、おおむねコンマ3秒前後)で落ちるのだから、これで良しとしよう。じっさいの撮影時にはカメラ部分の起動速度や、AFの合焦速度の方が問題になるはずだ。

もうひとつ気になった点は、パソコン環境との親和性である。僕が使っているMacはドコモとの相性がよろしくない。というか、ドコモ製品はどれもおしなべてMac OS非対応。それまで使っていたケータイも。音楽プレーヤーの機能はあるのに、iTunesのファイルが読み込めなかった。
まあビジネスユーザが多いキャリアだし、iPhoneとの競合もあるしで、お家の事情は察しがつくけど、ケータイのためにパソコンを変えるわけにもいかない。

ショップの担当者にこの点を問い質すと「あー、マックですか。(頭を掻きながら)すこしお待ちください」。取説を調べても埒があかないらしく、サポートセンターに確認してくれた。
で、結論は「ドコモとしては推奨できない環境です」。つまり、使えるとも使えないとも言えない、もし使うのなら自己責任で、ということ。さすがにビジネスユーザの多いキャリアである。

docomo L-03C / Pentax 3X Optical Zoom 6.3-18.9mm F3.1-5.6 / 15.7mm F5.1 1/40sec. ISO200  / (C)  Keita NAKAYAMA

docomo L-03C / Pentax 3X Optical Zoom 6.3-18.9mm F3.1-5.6 / 15.7mm F5.1 1/40sec. ISO200 / (C) Keita NAKAYAMA

この点については後で詳しく書くとして、じっさいのところ、L-03Cで撮影した画像データはMacでもちゃんと扱える。ただし制限はしっかりあって、製品添付のデータ通信ソフトや、メーカー側で用意している画像管理アプリケーション「LG On-Screen Phone」はMac非対応、つまりインストール不能。ま、無くて困るものでもないので、これもこれで良しとしよう(←Macユーザによくある諦観の構え)。

シャッター動作やOSの確認と機種変の手続き、それに前機種からのデータ移動で約二時間。ストラップを付けてショップを出ると、外はすっかり暗くなっていた。さっそく夜景でもいちまい、と思ってカメラの起動ボタンを押すと「電池残量不足」の警告が出る。
なんだか、納車された新車のガソリンが、という気分だけど、ドコモが経費をケチっているわけではない。リチウムイオン電池を長期保存する場合、「満タン」は御法度なのだ。
(この項続く)

*******************

▲photo01:コンデジサイズのイメージャ搭載機では、フルサイズのような浅い被写界深度はまず望めない。つまり背景のボケに頼れないわけで、ポートレートではこの点が作画上のネックになるのだが、諦めてはいけない。撮り方を工夫すれば、微妙なボケで味わい深い絵がつくれる。ここではピントを奥に入れて人物(顔)をボカしている。設定は前回と同様だがコントラストは低め(おそらくレンズへの入射光が原因)で発色は穏やか、かなりフィルムライクな画質が得られた。フルサイズ換算約87ミリで撮影。

▲photo02:上とおなじ焦点距離=ポートレートに多用される85ミリの近似値である。ズームの設定は間に挟んだカットでも変えており、とちゅうでカメラ機能もオフにしているから、「おなじ目」が出たことは奇跡的な偶然? いや、L-03Cのズームは無段階ではなく多段ステップなのだろう。
ピントが微妙に甘く感じるのはおそらく手ブレ。シャッター半押しで表示される撮影データの確認を怠ったためである。本機は手ブレ補正も内蔵しており、それは光学系の移動でなく撮影後にソフトウェアで行う方式。操作はカメラ内で完結できる。

Special thanks to Mayumi.

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