Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/gloomy.jp-kono/web/nakayamakeita/wordpress/wp-settings.php on line 520

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/gloomy.jp-kono/web/nakayamakeita/wordpress/wp-settings.php on line 535

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/gloomy.jp-kono/web/nakayamakeita/wordpress/wp-settings.php on line 542

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/gloomy.jp-kono/web/nakayamakeita/wordpress/wp-settings.php on line 578

Deprecated: Function set_magic_quotes_runtime() is deprecated in /home/users/1/gloomy.jp-kono/web/nakayamakeita/wordpress/wp-settings.php on line 18
docomo Pro Series L-03C(14) : メイキングセンス。by 中山慶太

docomo Pro Series L-03C(14)

2011-05-12 | 東京レトロフォーカス別室

docomo L-03C / Pentax 3X Optical Zoom 6.3-18.9mm F3.1-5.6 /  6.3mm F3.1 1/320sec. ISO64  / (C)  Keita NAKAYAMA

docomo L-03C / Pentax 3X Optical Zoom 6.3-18.9mm F3.1-5.6 / 6.3mm F3.1 1/320sec. ISO64 / (C) Keita NAKAYAMA

ここしばらく、レンズはボディに仕舞いっぱなし。
そういう休眠状態のカメラは、部屋にたくさんある。使える道具を使わずに置くのはもったいないよなあ、と思いつつ、でもカメラって、もう服みたいに、その日の気分で使い分けるのが当たり前かもしれない。
ってことは、僕の部屋は古着だらけか。

服といえば、L-03Cはどんな格好をしていても持ち歩ける。特にジャケットで出かけるときなど、胸の内ポケットに滑り込む感じがとてもいい。体積比でいえば、ロングサイズのシガレットとほぼ同等。厚みはちょっぴり薄いから、ジャケットのフォルムも崩れない。
ケータイとしては大きめだけど、普段持ちのコンデジと2in1であることを考えれば、これだけスマートに携行できる道具は少ないだろう。ドコモもLGも、そういう点をもっと宣伝した方がいいんじゃないか。

ただしそこで問題となるのが、予備の電源だ。これはL-03Cに限らず、コンデジ共通のこととして書いておく。
前回に予告してからほぼ一カ月、いろいろ考えてみた結論は、「純正のバッテリーをもうひとつ持ち歩く」のが、いちばん合理的だと思う。
ん、引っ張ってそれかい。って言われそうだけど、僕の使い方だと、どうやってもそこに行き着いてしまう。つまり、この種のカメラの携帯性を損ねないため、余計なものは極力持ち歩きたくないのだ。

これが、モバイル系のガジェット(ノートPCとかゲーム機とか)をカメラといっしょに持ち歩くひとなら、話は違う。そういうひとはUSBで給電できる二次電池、たとえばENELOOPなどを入手すれば、複数の機器の外部バッテリーを統合できて便利だろう。同様の製品は他にもあるので、容量や充電時間などで選ぶといい。

ちょっと気になるのは、給電と充電の関係、つまり外部電源として機器を動作させることができるのか、それとも充電だけなのか、または両方が一度にできる製品があるのか、ということ。これはバッテリー側の仕様で違いがあるはずだが、場合によっては「撮影の合間に、注ぎ足しながら」使うケースもありそうだ。

docomo L-03C / Pentax 3X Optical Zoom 6.3-18.9mm F3.1-5.6 /  6.3mm F3.1 1/250sec. ISO64  / (C)  Keita NAKAYAMA

docomo L-03C / Pentax 3X Optical Zoom 6.3-18.9mm F3.1-5.6 / 6.3mm F3.1 1/250sec. ISO64 / (C) Keita NAKAYAMA

まあ、仮に給電しながら撮影ができたとして、ケーブルでつながる外部電源パックというのは、けっこう邪魔なものである。ひとによってはこういう製品をダミープラグに見立てて、「アンビリカルケーブルをUSB端子に接続して起動するのよ、シンジ君っ」みたいな気分に浸れるかもしれない。僕はそっちの趣味はないけど。っていつも意味不明ですみません。

ぇ〜おほん。純正の電池パックについて。これを二個持ち歩く場合は、次のように使うといい。
最初にAとBの電池を満充電しておく。Aの電池をボディに入れて、それをカメラ撮影が不能になるところまで使う。作動不能状態になったらBに交換するのだが、ここでAは充電せずにそのままの状態で保管し、毎日のスナップではBを注ぎ足しながら使う。
旅行や出張、そして「一日で200カット以上撮る」という本気の撮影の前に、Aを充電して携行する。そこから先はABを交互に、上のサイクルの繰り返しで使う。

この使い方のポイントは「カメラから外したバッテリーを、なるべく残量の少ない状態(カメラが起動できないが、電話は使えるという状態)で保管する」こと。リチウムイオン電池は満充電で保存すると寿命が短くなるので、こうやって負荷を減らせば長く使える。また電池の保管は、なるべく涼しい場所に置く(常温以上の熱を加えない)ことも覚えておこう。

(この項続く)

*******************

▲photo01:四月初旬、午後四時の運河にて。コンデジでの人物スナップで問題なのが「パンフォーカス」つまりどこまでも深い被写界深度だ。これは小細工をするより、絵づくりに折り込んでしまおう。ここではカメラ位置を上げて、運河のパースを使いながら顔の背景がプレーンな水面になるよう構図を決めた。この場所で撮るなら、フルサイズでもおなじように撮りたいところだが、重いカメラを高い位置で保持するのはしんどい。小型軽量機ならそれが楽にできる。
背後に沈む夕日の関係で、頭上の画面はほとんど確認できない。こういう時は位置を決めたら被写体を目で追った方がいい。
フルサイズ換算約35ミリの広角端で撮影。橋の手すりの直線で歪曲が目立つこと、その右側のハイライトで赤味が先に消失し、グリーンだけが残っていることがちょっと気にかかる(CCDの特性を補正し切れていないのだろう)。それ以外は解像感も高く、良い描写だと思う。

▲photo02:上の画像をチェックして、手すりが目立ったので位置を下げ、少し斜めに入れるようにカメラを振った(人物に対して手すりが高すぎるのだ)。まだ微調整の余地はあるけれど、あまり細かい部分にこだわらずに手早く撮った方がいい。背後の夕日が被写体の目の負担になるからだ。
露出はカメラ任せだが、空の面積が変わったことでシャッター速度が少し遅めになり、画面全体が二割ほど明るくなっている。それは問題ないとして、襟の白飛びはちょっと残念。これを回避したければ、アンダー目に露出補正をかけて後処理で救う手もある。もちろんスナップ的に気軽に撮るなら、このままでも構わない。コンデジで絵を決めるのに時間をかけ過ぎるのも、ちょっとどうかと思う。
ここでは早撮りして次の場所に移動した。日没まで残り二時間。

制作協力:クニトウマユミ

Links to the articles on this site ‘L-03C”.
10111213|14|15
1617|18|19|20|

Trackback URL

------