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First Anniversary : メイキングセンス。by 中山慶太

First Anniversary

2010-05-08 | 東京レトロフォーカス別室

moskwa5とある大掛かりな仕事に丸っと飲み込まれたため、こちらの更新も滞っている。僕の担当はごく一部なのだが、仕事である以上、進行は“Big Brother”に管理されて、好きなようには時間が使えないのだ。いつもアクセスしてくださっている方々には、この場を借りてお詫びしたい。更新はそちらが一段落したら再開します。
さて、このサイトも立ち上げから今日でちょうど一年。仕事を離れて自分の書きたいことを書き、好きな写真を選んで載せる。そういうつくりなら運営もお気楽と思ったのだが、実際やってみるとそうでもない。性分というか、日記風ブログができない体質なのだった。それができたら楽なんだろうけどね。

というわけで、僕の気まぐれにいつもお付き合いくださっている方々へのお礼の気持ちも込めて、一周年記念のプレゼントを用意しました。旧ソビエト製中判カメラ「モスクワ5」を一名の方に差し上げます。

●モスクワ5(Mockba-5)について:
旧ソ連の主要カメラ工場「KMZ」が生産を担当した中判カメラで、戦後西ドイツ製の蛇腹カメラ「ツァイス・スーパーイコンタ」を母体とするモスクワシリーズの最終型。それまでの「イコンタ・クローン」から脱却、一体型トップカバーなど独自の意匠でモダナイズを図ったモデルです。
使用フィルムは120規格。大型カメラ店や通販で容易に入手できます。撮影可能フォーマットは6×9を基本に、付属のマスクを使って6×6もサポート。コマ送りは裏蓋の赤窓で確認する方式で、ライカ判のようにサクサクとは撮れませんが、中判ならではのスローフォトライフが満喫できます。
測距システムにはカールツァイス社の発明品である「ドレイカイル式距離計」を採用。長大な基線長を活かした高いピント精度が特長です。実機は無限遠が正確に出ています。シャッタースピードはB・1秒〜1/250秒。実機はスローを含め全速快調です。
搭載レンズはインダスター24・105mmF3.5。この時代の中判カメラに多用されたテッサータイプで、描写性能も同時代の西独製テッサーに準じるもの。単層コートのためモノクロ向きといえますが、カラー再現も大きな偏りはありません(この時代の写真レンズの常として、Yカブリはややあります)。
蛇腹を展開するとクラシカルな中判カメラですが、畳めば厚さ5センチのスリムで持ち運びやすいカメラになります。実機は1959年製、この時代の中判カメラに特有の操作手順に馴染めばたいへん扱いやすく、また頑丈で信頼性も高く、はじめて中判カメラを持つ方でもすぐに撮影が楽しめるでしょう。
なおこの個体の特長として、トップカバーは標準のシルバーではなく、黒塗装仕上げとなっています。これは現地の業者がオーバーペイントしたもので、仕上げのレベルはさほど高くありません。また通常のストラップで縦吊りするため、純正のハンドストラップは切断除去してあります。
専用の6×6マスクと純正ケース(ストラップ無し)が付属します。

このカメラについて、もっと詳しいことを知りたい方は、こちらのサイトをご覧ください。僕の友人の萩谷佳信さんが長い時間をかけて作り上げた素晴らしいサイトで、モスクワ5の記事も充実しています。

●応募方法:
どなたでも応募いただけます。こちらのフォームより「件名」のところに「モスクワ希望」と書いたメールを送信ください。
当選者選出の参考として、通信欄に「モスクワ5で撮ってみたい写真」を必ずお書きください。このサイトで気に入った記事や写真、つまらないと思った記事や写真など、自由な感想も添えていただければ幸いです(褒めても貶しても当落には影響しません)。
なお応募時のメールアドレスで返信を受け取れる方であれば、連絡用住所の記入は必須ではありません。

応募締め切りは2010年5月31日。発表は当選された方に直接メールでお知らせします。事前の質問にも時間が許す限り対応させていただきます。

当選された方がカメラをどう扱うかはその方の自由で、撮影した写真を僕に見せる義務も、無理して写真を撮る必要もまったくありません。即オークションに出品されても文句は言いません。
なんか投げ遣りっぽく書いていますが、まあフィルムカメラで遊ぶ余裕のある方の目に留まれば幸いということです。どうぞお気軽に。

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