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Pentax K-7 (3) : メイキングセンス。by 中山慶太

Pentax K-7 (3)

2009-07-13 | 東京レトロフォーカス別室

Pentax K-7 / DA 17-70mmF4 AL / ISO200 / 23mm 1/320sec. F5.0 / Landscape / (C) Keita NAKAYAMA

Pentax K-7 / DA 17-70mmF4 AL / ISO200 / 23mm 1/320sec. F5.0 / Landscape / (C) Keita NAKAYAMA

雨は夕方になって上がり、少しだけ晴れ間も見えた。

天候が変わる、それで光が変わるということは、色温度も変化する。
つまり発色が変わるということだ。
それを補正するためのフィルターワークというものもある。
が、僕はそれをやったことがまったくない。
その場の光で撮る、または光が変わるのを待つのが好きだから。

デジタルの場合は、ちょっと事情が違う。
撮影時のホワイトバランス調整が、絵づくりに組み込まれているのだ。
これは「基本的に色温度を変化させて、正確な色を出そうとする機能」
と、いうような説明が、web上の百科事典に載っている。
でも「正確な色」というのは違うと思う。
正しくは「色温度を一定に管理した光源下での発色」ではないのか。
色にはもともと実体などないからだ。

ホワイトバランスをきちんと取れば、どんな光の条件でも一定の発色が得られる。
そこまでは無理でも、たとえば肌色の印象を揃えることができる。
それを是とするか非とするか、どう使うかは撮り手のイメージ次第。
今回はカスタムイメージとホワイトバランスと天候の組み合わせを、事前に検証する時間がなかったため
K-7内蔵のAWBにすべて任せた。
アガリはどれも満足できるもので、屋外で天空光主体の条件なら
これで通してもまったく問題なさそう。
ただ、フィルムとデジタルを両刀使いする場合は、考えを整理しておいた方がいい。
あるまとまった写真のなかで、色がばらばらに見えるのは、けっこう見苦しいものなのだ。

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▲photo:これは「やむ落ち」ではなく、おなじロケーションで撮った別の一枚に競り負けたもの。雑誌などでまとまった数が掲載される場合は、「その流れのなかで生きる写真」を選ぶ。好きな写真とか完成度が高いと思える写真も、流れのなかで生きてこないと思ったら落とさなければいけない。
レンズはDA17-70mmF4AL。望遠域を少し延ばした標準ズーム。仕事で使うならこれと、あと単焦点が2本くらいあれば事足りると思う。今回使ったなかでは、レンズの存在感は薄いけど撮った写真の満足度が高い、そういう縁の下に落ちていそうなレンズ。落ちてるわけないけど。
カスタムイメージの「風景」は、コントラスト高めで色乗りも良く、でも彩度はあまり高すぎない印象。プロビアに近い感覚で使えるので、モデル撮影でも結果をつかみやすい。
モデルさんが立っているのは落差30メートル以上ある崖っぷち。

Special thanks to KAORI.

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