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Pentax K-7 (8) : メイキングセンス。by 中山慶太

Pentax K-7 (8)

2009-08-05 | 東京レトロフォーカス別室

Pentax K-7 / DA★200mmF2.8 ED / ISO200 / 1/50sec. F2.8 / MIYABI / (C) Keita NAKAYAMA

Pentax K-7 / DA★200mmF2.8 ED / ISO200 / 1/50sec. F2.8 / MIYABI / (C) Keita NAKAYAMA

景気は相変わらずだけどK-7は売れ行き好調らしく、熱心なオーナーの方からメールもいただいた。
僕はペンタックスのカメラをそういう方々ほど使い続けてはいないので、お叱りかと思ったら逆の内容で有り難かった。
いろいろなカメラを使ってみてつくづく思うのだけど、もしメーカーに思想とか哲学みたいなものがあるとしても、それは一台や二台を使っただけでは決して理解できないものだ。一台で理解できた気がしたら、それは思想でも哲学でもなく、単なる独善だと思う。

K-7の本」も今週初めにめでたく書店に並んだそうで、ちょっとホッとした。編集の青木さんは最後はほとんどゾンビ状態で心配したのだが、もう次の本に取りかかっている。どうやら編集者は本を出し続けられる限りは死なないものらしい。

その本に書き漏らした、というか書ききれなかったことをここに記しておこう。僕はK-7の操作性にはちょっと不満があった。光学ファインダーを覗きながらの背面操作部材がブラインドタッチしづらい点、特に十字キーで行う測距点選択は指がつりそうで、けっきょく測距点は中央1点のみを使った。
この十字キーによる測距点選択の難しさは、他社製品にも感じることだ。とはいえK-7は特に顕著で、てっきりボディの小型化と引き替えになったものと思っていた。でも三脚に据えればさほど違和感なく使える。だからこの部分に不満が寄せられないとしたら、僕のような撮り方をする人が少ないためだろう。
K-7開発チームの言葉に、「今回はist*Dのサイズまで戻すことを目標にした」というのがあって、それはユーザーの要望なのだそうだ。でも僕はカメラには過剰な小型化を求めない。カメラには手に握って使いやすいサイズがあると思うからで、特に操作部材が背面に集中するデジタルカメラの場合、大柄なボディの方が僕には無理なく使えるのだ。
でもこれは仕事でカメラを使う人間の意見であって、普通の写真愛好家にとっては、やはり小さくて軽い方が良いに決まっている。どこにでも持って行けるということは、それだけ佳いチャンスに巡り会えるということだから。

小型軽量のもうひとつの利点も書いておきたい。今回はK-7ボディとレンズ5本とバッテリーグリップ、それにフィルムカメラ2台をいつものバッグに詰めて持ち歩いた。レンズには大柄な望遠系と中望遠ズームも含んでいる。そんなに詰め込めたのは初めての経験だし、クルマを降りて坂道の多い港町を三脚と併せて持ち歩き回っても、特に肩が痛くなったわけでもない。このカメラシステムの価値は、そういうカタログスペックに現れない部分にもあるのだろう。

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▲photo:赤いプジョーと彼女。絞り優先AE、顔の部分でスポット測光、絞り開放、プラス一段補正。

Special thanks to KAORI.

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