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Tea Break : メイキングセンス。by 中山慶太

Tea Break

2009-08-06 | 東京レトロフォーカス別室

Leica M5 / Carl Zeiss Biogon 35mmF2 ZM / Reala ACE / (C) Keita NAKAYAMA

Leica M5 / Carl Zeiss Biogon 35mmF2 ZM / Reala ACE / (C) Keita NAKAYAMA

久し振りにまとまった時間が取れたので、写真を撮りに出かけた。
といっても、やはり仕事がらみで新しいデジタル機のテストを兼ねている。ただし今回はわりとお気楽なテーマなので、この日はフィルムカメラで趣味の写真を主体に撮った。
被写体は寒い国からやって来たお嬢さん。ちょっとした縁で撮らせていただくことになったのだけど、なんかいつもと勝手が違う。どこに立っても仕事のモデルか、または観光客っぽくなって、普段着の写真にならないのだ。
ならばいっそのこと観光写真にしてしまおうと、隅田川を散歩する水上バスに乗り込んだ。

現像アガリをスキャンする段になってまたひと苦労。いつも使っているネガカラー用のパラメータが、彼女の肌と髪の色に上手く合わない。けっきょく設定をやり直して、リバーサル風のトーンをつくって解決。この写真の場合、船の天井が青味の強い着色ガラス(たぶんポリカーボネート製)なのでまた別の設定が必要だった。ホワイトバランス調整が効くデジタルと違って、フィルムはこんなところにも手間がかかる。
肩口のハイライト部はまだ階調が出せるけど、適度に飛ばした方が印象が良かった。天窓の色カブリは少しだけ残してある。

Special thanks to Viktoria.

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Olmpus Pen E-P1 / M. Zuiko Digitak ED 14-42mmF3.5-5.6  / 42mm F9.0 / (C) Keita NAKAYAMA

Olmpus Pen E-P1 / M. Zuiko Digital ED 14-42mmF3.5-5.6 / 42mm F9.0 / (C) Keita NAKAYAMA

この日のメイン機材、M5とビオゴンZM。M型ライカでは亜種みたいに扱われるM5だけど、僕にはいちばん使いやすいし、首から縦吊りしただけで身が引き締まるというか、本気の写真を撮る気分になる。そういうM型ライカは、僕にとってはM5だけ。
でも半年以上使わずにいたら、露出計が動かなくなっていた。原因は電池室の接点で、ここを丹念に磨いて機能復帰。酸化の状態にもよるけど、接点復活剤の類はなるべく使わない方がいい。
レンズは優秀。おなじスペックのズミクロン(現行型)と比較しても、あらゆる部分で同等かそれ以上の性能が出ている。ただし鏡胴が大柄なため視野のケラレが大きく、また指がかりの形状もいまひとつ。あと装着感の悪いレンズキャップはなんとかして欲しい。指先で摘む部分の形状が指の形と逆だし、フードを付けたままだと傾いたまま嵌ってしまう。前玉の曲率が強いこのレンズの場合、傷を付けてしまいそうで怖い。布幕シャッターのライカにはキャップが必須なので、僕はフードにφ58の適当なキャップを付けて持ち歩いている。
Mマウントの35ミリでどれか1本を選べ、と言われたら、逆光に弱いことを承知で7枚玉のズミクロンを選ぶと思う。またはコニカヘキサー用の限定レンズか、あとは大昔の広角エルマーとか。

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