tricolore
人間は色を美化して記憶する。
この3枚の画像は、いつものカメラケータイで身近な色を切り取ったもの。
コンデジの常として、実物とはかけ離れた色再現だが、不思議な説得力がある。かといってトイカメラ的な嘘くささがないのは、単純な色のなかにも微妙なトーンの推移があるからだ。
塗り絵っぽい写真も面白いとは思うけど、やはり記憶には背けない。そういう不自由な人間にとって、コンデジはなかなか便利な道具だと、あらためて思う。
▲photo01:行きつけのイタリアン謹製、帆立の貝柱とバジルのリゾット。国産のうるち米は粘りが出るのでリゾットには不向き。とはいっても、イタリアからの輸入米は相応に高価でランチには使いにくい。手近な食材でどうやって本物の食感を出すか、そこが料理人の腕の振るいどころ。このお店のリゾットはちゃんとアルデンテだ。
▲photo02:人気のキャラものスチーマー。食パンに付いているシールをちまちまと貯めてゲットした。こういう愉しみは子供の頃のベルマークで癖になったのだと思う。ノベルティとしてよく考えられた企画ではあるが、ちょっと小さ過ぎて実用性に欠ける。って大の大人が文句をたれるようなものじゃ、ないか。
▲photo03:実家の庭のガクアジサイ。実物はもっと彩度が低い。あまり知られていないが、紫陽花には毒性があり、うっかり食すと中毒死することがあるらしい。何でも口に入れる子供だった僕が生き延びたのは、花の色に食欲をそそられなかったためだろうか。そういえば虫食いのあるアジサイの葉っぱって、視た記憶がないな。
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