Tea Break

2010-03-14 | 東京レトロフォーカス別室

Leica M5 / Summicron 35mm F2 /  FUJICOLOR 100 / (C)  Keita NAKAYAMA

Leica M5 / Summicron 35mm F2 / FUJICOLOR 100 / (C) Keita NAKAYAMA

雑誌の仕事でご一緒させていただいた方からのお誘いで、CP+(カメラ&フォトイメージングショー)に出向く。恥ずかしながら、カメラショーなるものはこれが初体験である。
今年から会場が横浜に移ったこともあるのか、会場の人出は国際色豊か、というより妙にアジア色が濃い。中華街のひとたちが大挙して押し寄せて来ている、わけじゃないか。

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アダージェットを君に (2)

2010-03-11 | 視聴覚室

Leica M3 / Summicron 50mm F2 / Neopan 400 PRESTO / (C) Keita NAKAYAMA

Leica M3 / Summicron 50mm F2 / Neopan 400 PRESTO / (C) Keita NAKAYAMA

おおぜいのひとが集まった場所で、そこに流れる空気にぴったりの音楽を探すのはむつかしい。答えに捻りを加えないと気が済まない奴にとっては、なおさらだ。だから彼女の問いには即答できずにいた。でもいったいなぜそんな話を振ってきたのだろう。
ボトルを片手に、僕は探りを入れてみることにした。

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アダージェットを君に (1)

2010-03-08 | 視聴覚室

Nikon FE2 / Ai Noct-Nikkor 55mm F1/2S / Astia 100F / (C) Keita NAKAYAMA

Nikon FE2 / Ai Noct-Nikkor 58mm F1/2S / Astia 100F / (C) Keita NAKAYAMA

いつものように約束の時間に遅れた僕が扉を叩いたとき、館の広間では祝宴の準備が進んでいた。その日はこの宿の長女の、ちょうど二十歳の誕生日だったのだ。
うまい具合に、クルマのトランクにはシャンパンがケースで積んである。前の週にパリでワイン関係の仕事があって、その撮影に使った余りだった。といっても、この北イタリアの宿にたどり着くまでの間にだいぶ減ってしまっていたけれど、手土産として面目の立つ数は残してあった。

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Canon EOS 7D (5)

2010-03-01 | 東京レトロフォーカス別室

Canon EOS 7D / EF 135mmF2.8 USM /  F6.4 1/800sec. / ISO200 / (C)  Keita NAKAYAMA

Canon EOS 7D / EF 135mmF2.8 USM / F6.4 1/800sec. / ISO200 / (C) Keita NAKAYAMA

実家にカタナがあった。スズキのバイクではなく、日本刀である。父親が居合いの練習用にと購ったのだが、時を経ずして鑑賞刀と成り果てた。昭和男の風変わりな玩具はあいにくと家族に受け入れられず、不肖の息子もただの一度きり振っただけ。深紫の袋に収められ床の間の飾りと化した得物の、その後の行方は杳として知れない。

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世界の1/3 (9)

2010-02-07 | 視聴覚室

Contax RX /  Yashica ML 50mmF1.9 /. / Kodak Portra 160NC / (C)  Keita NAKAYAMA

Contax RX / Yashica ML 50mmF1.9 /. / Kodak Portra 160NC / (C) Keita NAKAYAMA

彼女の63歳の誕生日に書き終えるつもりではじめたこの連載も。気がつけば足掛け半年以上。読んでくださる方がいるかも不明のまま、そろそろひと区切りをつけないといけない。書こうと思えばいつまででも書いていられるような気がするし、一生つき合っていける音楽だとは思うけど、それではただの独り言になってしまう。

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Canon EOS 7D (4)

2010-02-03 | 東京レトロフォーカス別室

Canon EOS 7D / EF 50mmF1.2L USM /  F1.2 1/85sec. / ISO800 / (C)  Keita NAKAYAMA

Canon EOS 7D / EF 50mmF1.2L USM / F1.2 1/85sec. / ISO800 / (C) Keita NAKAYAMA

編集者不在をいいことに、思いついたテーマを並べていたら、すこしお店を広げすぎてしまったようだ。このサイトでは僕がそのときに興味を持ったことを書きたいように書いているのだけど、アクセスしてくださる方には読みづらいに違いない。ちょっぴり反省して、なるべくまとめて書くようにしよう。
で、EOS 7Dの続きである。

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Portraits (6)

2010-01-29 | 東京レトロフォーカス別室

Nikon FE2 / Mir-20N 20mm F3.5 /  Reala ACE / (C)  Keita NAKAYAMA

Nikon FE2 / Mir-20N 20mm F3.5 / Reala ACE / (C) Keita NAKAYAMA

推理小説に「安楽椅子探偵」というジャンルがある。椅子に座ったまま事件を推理する、つまり犯罪現場の実地検証や関係者への聞き込みを省き、「又聞き」の情報だけで解決する。そういう快刀乱麻を断つがごとき名探偵が主人公のお話だ。
趣味の世界でも、これと似たような遊びはできる。過去に起こった出来事、存在した人や物について、散らばっている情報をかき集めてその出自を推理する。推理するのは勝手だけれど、小説と違って正解には決してたどり着けない。それは、どんなことであれ、真実とは当事者の心の中に秘められているものだからだ。
そして人の心は移ろいやすく、不確かなものである。

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Portraits (5)

2010-01-21 | 東京レトロフォーカス別室

Nikon FE2 / Mir-24N 35mm F2 /  Reala ACE / (C)  Keita NAKAYAMA

Nikon FE2 / Mir-24N 35mm F2 / Reala ACE / (C) Keita NAKAYAMA

二十世紀を代表するピアノの巨人、スヴャトスラフ・リヒテルの名が西側で知られたのは、一枚のレコードがきっかけだった。件のラフマニノフに先立つこと一年前、1958年にブルガリアの首都で録音された「展覧会の絵」の実況録音である。
ムソルグスキーの原典版であるピアノ譜を使った演奏は、それまでポピュラーだった編曲版(リムスキー=コルサコフによるピアノ編曲、またはラヴェルによる管弦楽編曲)に慣れ親しんでいた音楽愛好家にとって、まさに驚天動地といえるもの。軽やかな導入部「プロムナード」から大団円ともいえる終結部まで、猛スピードで軽々と弾いてのける技巧の冴えもさることながら、随所に聴かれるその奥深い感情表現は、半世紀が過ぎた今でもまったく色褪せることがない。
ちなみにその終結部は、リヒテルの生誕国であるウクライナの首都、キエフに造られるはずだった巨大建築をモチーフとしている。

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Portraits (4)

2010-01-08 | 東京レトロフォーカス別室

Nikon FE2 / Mir-24N 35mm F2 /  Reala ACE / (C)  Keita NAKAYAMA

Nikon FE2 / Mir-24N 35mm F2 / Reala ACE / (C) Keita NAKAYAMA

正月早々にちょっと暗い知らせを受け取ったので、リヒテルのラフマニノフを聴きながら原稿を書く。コンディション万全には程遠い楽器で録音されたという、あの大傑作だ。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番は、先のトリノオリンピックでフィギュアスケーターの村主章枝さんが、フリーの演技に使ったことでも知られる。そこで使われた音源を確かめようと、映像を何度か見直したけれどよく分からない。かなり強引な編集がなされているからだ。
でもあの時の彼女の演技はこの曲の詩情と劇性を視覚化したような美しさで、僕にとって生涯忘れがたいパフォーマンスだった。

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2010

2010-01-03 | 東京レトロフォーカス別室

Konica IIIA / Hexanon 50mm F1.8 /  Kodak Portra 160NC / (C)  Keita NAKAYAMA

Konica IIIA / Hexanon 50mm F1.8 / Kodak Portra 160NC / (C) Keita NAKAYAMA

あけましておめでとうございます。

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