The Legend of K’s (2)
冷蔵庫に溜め込んでいたコニカ製フィルムを使い果たしたのは、もう一年以上も前のことだ。
業務用と称する簡易包装のそれは、中身がセンチュリアそのものだと、これはメーカーのひとにそっと耳打ちされた話。このフィルムは僕のスキャナと相性が良く、気持ちのいいトーンが思うように出せた。流石に最後の一本を使ったときには、なんとも言えない気分になった。これでコニカのカメラにコニカのフィルムを詰めることができなくなるからだ。
市場にはセンチュリアのブランドを冠した別のフィルムが流通していたけれど、それはコニカ製とは似ても似つかぬ米国製で、スキャナとの相性も悪く、安くても使う気になれないシロモノだった。









