Archive : 視聴覚室 category
2014-08-20 | 視聴覚室
SONY NEX-6 / E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS / ISO3200 / (C) Keita NAKAYAMA
あの星が墜ちた夜のことは、もちろん覚えている。
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2012-09-05 | 視聴覚室
(C) Keita NAKAYAMA
音楽家がその曲を書き上げたとき、街は不安で崩れ落ちかけていた。
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2012-08-06 | 視聴覚室
docomo L-03C / Pentax 3X Optical Zoom 6.3-18.9mm F3.1-5.6 / 15.7mm F3.1 1/8sec. ISO800 / (C) Keita NAKAYAMA
孤高のエディター・ロッケンローラー、真夏の原宿ライヴ。
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2012-01-30 | 視聴覚室
(C) Keita NAKAYAMA
晩夏の路上に風化する命を見つけた。
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2012-01-29 | 視聴覚室
(C) Keita NAKAYAMA
レオナルドの「晩餐」を観たのは、修復が終わるすこし前のことだった。
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2010-03-11 | 視聴覚室
Leica M3 / Summicron 50mm F2 / Neopan 400 PRESTO / (C) Keita NAKAYAMA
おおぜいのひとが集まった場所で、そこに流れる空気にぴったりの音楽を探すのはむつかしい。答えに捻りを加えないと気が済まない奴にとっては、なおさらだ。だから彼女の問いには即答できずにいた。でもいったいなぜそんな話を振ってきたのだろう。
ボトルを片手に、僕は探りを入れてみることにした。
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2010-03-08 | 視聴覚室
Nikon FE2 / Ai Noct-Nikkor 58mm F1/2S / Astia 100F / (C) Keita NAKAYAMA
いつものように約束の時間に遅れた僕が扉を叩いたとき、館の広間では祝宴の準備が進んでいた。その日はこの宿の長女の、ちょうど二十歳の誕生日だったのだ。
うまい具合に、クルマのトランクにはシャンパンがケースで積んである。前の週にパリでワイン関係の仕事があって、その撮影に使った余りだった。といっても、この北イタリアの宿にたどり着くまでの間にだいぶ減ってしまっていたけれど、手土産として面目の立つ数は残してあった。
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2010-02-07 | 視聴覚室
Contax RX / Yashica ML 50mmF1.9 /. / Kodak Portra 160NC / (C) Keita NAKAYAMA
彼女の63歳の誕生日に書き終えるつもりではじめたこの連載も、気がつけば足掛け半年以上。読んでくださる方がいるかも不明のまま、そろそろひと区切りをつけないといけない。書こうと思えばいつまででも書いていられるような気がするし、一生つき合っていける音楽だとは思うけど、それではただの独り言になってしまう。
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2009-12-08 | 視聴覚室
Contax RX / Auto Yashinon DS-M 50mmF1.7 /. / Kodak Portra 160NC / (C) Keita NAKAYAMA
「十年ひと昔」という。いろいろと移り変わりの激しいこの時代、特に二進法のデジタルが幅を利かせるようになってからは「二年ひと昔」という雰囲気だ。でも人間の営みには、やはり十年くらいをひと区切りとするサイクルが似つかわしい気がする。
僕ら日本人にはあまり縁がないけれど、西洋では十進法の桁に合わせた年数単位がよく使われる。百年ならセンチュリー、千年ならミレニアム、というように。これはたぶんキリスト教的世界観から生まれた習わしだと思うけど、じっさいのところはよく知らない。では、十年は何というか。ディケードDecadeという単語がそれにあたる。
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2009-09-14 | 視聴覚室
Olympus PEN E-P1 / Leitz Elmar 65mmF3,5 / Visoflex II / F3.5 1/1250sec. / ISO200 / (C) Keita NAKAYAMA
「ながら族」という言葉があった。何かをしながら別のことをする、そういう集中力の欠けたひとたちを揶揄した俗語で、もう半世紀も前に発明された。今ではそれが当たり前になってしまって、言葉もとっくの昔に死語の世界。と思ったら、「マルチタスカー」などというお洒落な言い方に変わったらしい。
ひとつのことに専従せずに複数のジョブを同時にこなす、いわば人間もパソコン化しているのかもしれない。
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