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Canon EOS 7D (1) : メイキングセンス。by 中山慶太

Canon EOS 7D (1)

2009-10-15 | 東京レトロフォーカス別室

Canon EOS 7D / EF 50mmF1.2L USM /  F1.2 1/200sec. / ISO800 / (C)  Keita NAKAYAMA

Canon EOS 7D / EF 50mmF1.2L USM / F1.2 1/200sec. / ISO800 / (C) Keita NAKAYAMA

相変わらずの遅筆で、ペンの話を書き終えないうちに次のカメラに。
まあ、ここに書いていることは自分のなかで折り合いをつけるための自問自答みたいなものなので、どうか御容赦。ペンの続きもちゃんと書きます。

で、7Dである。
昨日いちんち山に籠もって? いろんなシチュエーションで撮って、今日はそのアガリの整理に追われて終わった。画素数が多いと必然的にデータサイズも大きくなるので、すべてのカットをチェックするのに時間がかかる。ポジチェックならルーペ片手に小一時間、のところが、こちらはその5倍以上。
正直、ここまでの画素数を必要とするひとは、あまりいないんじゃないかと思う。ピクセル等倍で観察すれば、数百万画素の違いは解像度の差として確認できるけれど、その違いを見せようとすると出力サイズも半端じゃなくなる。

だから以前ならば「解像度よりも階調再現を重視して欲しい」と言いたくなったところなのだが、もはやそういう不満もほとんど感じない。デジタルの絵づくりも、いよいよ成熟の域に達して、ライカ判のリバーサルフィルムは、趣味性を除くと存続が厳しいところに来ている。あとはネガカラーならではの(ラチチュードを自在に駆使した)階調表現にどこまで迫れるか。さいきん人気の「トイフォト」とかのアートフィルター(7Dには付いてきません)はひとつの解答だろうけれど、僕自身はあまり興味が湧かない。もともと定食ってあんまし好きじゃないのだ。

余談はさておき、7Dでいちばん感心させられたところはどこかというと、操作系の完成度。練り上げられたマン=マシン・インターフェイスとはこういうものか、と実感する。これはたんに僕と相性がいい、ということかもしれないけど。
多機能を手堅くまとめた手腕に敬意を表しつつ、でもそのいっぽうで、写真撮影の基本に必要なところだけに絞った高品位カメラが欲しい、という欲求もまた頭をもたげる。果たしてこれは贅沢な悩みなのだろうか。

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▲photo:キヤノンが誇る大口径標準レンズ、EF50mmF1.2Lをこのカメラで使うと画角はライカ判の80mm相当。被写界深度はそちらの環境よりやや深くなるものの、絞り開放・近接でのピント合わせはやはりシビアそのもの、この写真ではAFセンサー(優秀なクロスセンサー)が睫毛の手前に重なった髪で合焦している。まあ鑑賞サイズではほとんど気にならないとはいえ、そういう部分が見えてしまうのも高画素機ならでは。
設定はピクチャースタイル=ニュートラル、ホワイトバランス=白色蛍光灯。シャドー側の微妙な階調再現が分かるだろうか。

Special thanks to ERIKO.

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